既婚ビアンの私が見てきた「男性の勘違い」と無知の話

セクシュアリティ

月経2日目。眠い。だるい。そんな日に見た「男性の勘違い」がすごかった

今日は月経2日目。経血が多い日で、貧血気味なのかとにかく眠い。
毎月ほぼ一度やってくる、この避けられないイベント。

そんな中でXを眺めていたら、男性の「生理・妊娠・出産」に関する勘違いがまとめられていて、あまりの内容に目が覚めた。
全部間違いなんだけど、堂々と語られているのが怖い。

私は既婚ビアンなので、女性同士の会話の中で“身体の話”を共有してきた時間が長い。
だからこそ、男性の勘違いがどれほど現実からズレているか、余計に感じてしまう。

以下、泥女医(@homebomehome)さんのポストより。

■ 男性のよくある勘違い(生理編)

  • 生理あり=非処女
  • 生理は射精と同じで快楽を伴う
  • 生理は自分の意思で止められる
  • 生理は毎月月末にくる
  • 食事に気をつければ生理痛は改善される

■ 男性のよくある勘違い(妊娠・出産編)

  • 中出しは気持ちいい(熱いのが出たと感じる)
  • 妊活は中出し性交するだけ
  • 妊娠すれば勝手に生まれる
  • 帝王切開は楽
  • 産んだら終わり。体調はすぐ戻る
  • 産後は寝たい時に寝たいだけ寝られる
  • 子どもは女が勝手に生むもの

こうして並べると、もはや別世界の話みたいだ。

■ 「うちの彼女は〜」という謎の架空女性

怖いのは、これらの勘違いの多くが
「うちの彼女はさ〜」
という“存在しない女性像”として語られること。

私は女性と恋愛してきたからこそ、こういう「架空の彼女」がどれほど現実離れしているかよくわかる。
実在しない女性を勝手に作り上げて、その“彼女”を基準に女性全体を語る。
その構造そのものが、もう怖い。

■ うちの夫の場合(既婚ビアンとしての距離感)

私は既婚ビアンなので、夫とは“恋愛”ではなく“家族”としての関係を作ってきた。
だからこそ、夫の勘違いや無知を、恋愛フィルターなしで冷静に見られる部分がある。

夫はナンパ師なので(?)、女性の身体や性の話には妙に詳しい。
私自身も夫にはいろいろ話すし、隠す必要もない。

でも、夫も最初から理解があったわけじゃない。

■ 初めての妊娠のとき、夫は普通にひどかった

妊娠5ヶ月で引っ越しをしたとき、夫が言ったのは

「妊娠は病気じゃないんだから、梱包しろよ」

……いや、今思い返しても普通にひどい。

結局、元カレのパパ彼が手伝いに来てくれて、私に優しくしてくれたのを夫は横で見ていた。
その後、私は妊娠中毒症で入院し、そのまま帝王切開で出産。

夫はそこでようやく“現実”を理解した。
あれは完全にビビっただけだと思う。

■ ちなみに夫、昔は堂々と「性的な相性が一番いい女をキープするために結婚する」と言っていた

……いや、普通にクズでしょ。
そして本当に、顔だけでモテていただけの男。

(本人には言わないけれど、事実は事実。)

■ 優しい男は「最初から優しい」のではなく、経験と育ってきた環境で育つ

夫を見ていて思うのは、優しさは性格ではなく
経験と育ってきた環境の産物だということ。

私は女性と恋愛してきたからこそ、男性が“知らないまま大人になる”怖さを強く感じる。
女性同士の関係では、身体の話や痛みの話は自然に共有される。
でも男性は、その文化に触れないまま育つ。

■ 「育ってきた環境が人を作る」という当たり前の事実を、私たちはずっと見ないふりをしてきた

最近つくづく思う。

気持ち悪い男性は社会が育てるんじゃない。
育ってきた環境がそのまま彼らを作る。

これは個人の性格の問題ではなく、もっと根深い構造の問題だ。

■ 日本では「女性の身体の知識」が誰からも教えられないまま大人になる

  • 学校では生理の話をサラッと流す
  • 妊娠・出産の現実はほぼ触れない
  • 家庭でも母親が息子に話す文化がない
  • 父親はそもそも知らない
  • 結果、AVだけが“教材”になる

これでまともな理解が育つはずがない。

■ 無知は「個人の責任」ではなく、育ってきた環境の設計ミス

男性が悪いのではなく、
「知らなくて済むように設計された育ってきた環境」が悪い。

無知は無害ではない。むしろ最大の暴力になる。

■ 男児のママへ。「どうか、あなたの息子さんを“無知のままの大人”にしないでください」

女性の身体を知らないまま大人になると、女性を“自分の都合の中の存在”として扱うようになる。

私は既婚ビアンとして、女性の身体の話を共有しながら生きてきた。
だからこそ、男性が“知らないまま”大人になる危険性を強く感じる。

どうか、あなたの息子さんを“無知のままの大人”にしないでください。

知識と想像力は、優しさの土台になる。
育ってきた環境が人を作るのなら、その環境を整えられるのは今そばにいる大人だけだから。

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