結婚して何年も経つのに、いまだに思うことがある。
「うち、ジェンダーは男女だけど、中身の性別は逆じゃない?」ということ。
そんな凸凹夫婦の日常は、今日もゆるく笑いながら転がっていく。
夫と私はジェンダーは男女。でも“性格の性別”は逆らしい。
外から見れば、ただの「夫と妻」。
でも中身はというと──どうやら“性格の性別”が逆転しているらしい。
私は昔から無頓着で、細かいことはあまり気にしないタイプ。
一方の夫は、几帳面でマメで、家の中のあれこれにすぐ気づく。
家事の分担も自然とそうなった。
料理は私が作るけれど、それ以外の家事はほとんど夫の担当。
私は「できる人がやればいいじゃん」という合理主義。
でも夫は「あなたがいつまでもやらないから、結局動いちゃうんだよ」と言いながら、今日も洗濯物を畳んでいる。
脱ぎっぱなしの靴下事件
そして最近の夫の怒りポイントがひとつ増えた。
私が脱ぎっぱなしにする靴下と服。
仕事から帰ってきて、気づけばソファの横に私の靴下が片方だけ落ちている。
「なんで片方だけなんだよ…」と夫がつぶやく声が聞こえる。
私はというと、「あれ、もう片方どこ行ったんだろうね」と他人事。(笑)
服も同じで、脱いだ瞬間に“そこに置いた記憶”が消える。
夫はそのたびに「またか…」とため息をつきながら拾ってくれる。
それでも、うまく回っていく
怒られながらも、どこかで思う。
世の中って、うまくできてるのかもしれない。
私の“抜け”と、夫の“きっちり”。
その凸凹が、ちょうどよく噛み合って、家が回っていく。
ジェンダー(性的役割)は男女でも、性格の性別は逆転している私たち。
でもそのアンバランスさが、案外ちょうどいい。
今日も夫に叱られつつ、私は笑っている。
「まあ、これでうまくいってるんだから、いいよね」と。
